2006年08月26日

原始おしむ



■2003年11月8日 京都戦後の会見にて



試合というものは、勝ちたいという意識が強いチームが勝つものだ。




■2003年10月25日 磐田戦後の会見にて、「サンドロを先発で起用しなかった理由は。」の問いに



ずっと戦列を離れていたから、ゲーム勘の問題があった。今日は、100パーセントではない選手を試す
場ではない。
(最後に)今日のスープの味は、やはり塩とコショウが足りなかったね。




■2003年10月25日 磐田戦後の会見にて、「ディフェンスラインで危険なプレーがあったが。」の問いに



トレーニングではロングボールだけではなく、ディフェンスラインで回せるようにトライしている。長い間、
中盤の選手が上空を見上げているようなサッカーではダメ。今のサッカーには絶対に必要なことだし、
やはり最終ラインでボールを回せるようにしたい。ただ、ウチのチームも全体でボール回しができるよう
になってきた。ジュビロみたいなエレガントさはなく、まだまだ硬いボール回しだけどね。




■2003年10月18日 仙台戦後の会見にて、2得点した佐藤の評価を聞かれ



2点をとったのは佐藤でも勇人でもなく、ジェフというチームが挙げたものだ。私はそう考えている。




■2003年10月18日 仙台戦後の監督会見で



私は、仙台にはぜひ一部に残って欲しいと思っている。町やスタジアムの雰囲気は素晴らしい。
仙台がこれだけ素晴らしいものをもっているというのが、私の小さな嘆きだ。




■2003年10月4日 横浜戦後の監督会見にて



アグレッシブさとは学んでいくものだし、学んでいくことが大事だ。特に近代サッカーでは、ポジティブな
意味でアグレッシブなFWが必要。自分を犠牲にするような動きが大切になってくる。たとえ顔面を切る
ような危険を冒してでも、チームのために体を張る。もちろん、ゴールを守るべきポジションの選手にも、
同じことが要求される。サッカーとはきれいな白い手袋をはめてやるスポーツではないのだ。




■2003年9月27日 清水戦後の監督会見にて「2-1と勝ち越したあと、選手が自陣ゴール前に集まりだしたが。」の問いに



世界中の選手が起こす自然なリアクション。監督が上がれといっても、どうしても選手は下がるものだ。
非常に難しい問題だし、いいチームでもたまに起きる現象。 まぁ、これ以上哲学的になってもしょうが
ないし、この辺でやめておこうか。




■2003年9月27日 清水戦後の監督会見にて「交代策がうまくいったと思うが。」の問いに



うまくいくときもダメなときがあるもんだよ。采配が全部当たるなら、カジノに行くし競馬にもチャレンジ
しているよ。




■2003年9月27日 清水戦後の監督会見にて「内容が悪かったということは、勝利をプレゼントされたようなものか。」の問いに



なぜそう思うのか。決して相手もいいプレーをしていたとは思えないし、普通、勝利とはプレゼントされる
ものではない。 運がよかったのは確かだが、逆にいえば、今まで運がない試合もあった。それがサッカー。 私は来日して、一度も不運を嘆いたことはないよ。 レフリーに文句を言ったこともないよ。




■2003年9月27日 清水戦後の監督会見にて 「PKのときに、目をつぶっていたように見えたが。」の問いに



長い話になるよ(笑)。ユーゴスラビアであるチームの指揮を執っていたときに、PKをミスしたことで
11回も試合を落としてしまった。 あるいは代表チームでもPKを失敗し、アルゼンチンと引き分けて
いるんだ。




■2003年9月27日 清水戦後の監督会見にて



まだまだジェフが熟していないことを証明したゲームでもあった。もっとズル賢いプレーをしなければ
ならないが、必要のないときにパニックオーケストラを開いてしまう。




■2003年9月27日 清水戦後の監督会見にて



今日はしっかりプレーしたが、実際のところは運がよかった。神様は信じていないから、何で勝てたかは
分析するけどね。




■2003年9月20日 柏戦後の会見にて1-0からロスタイムに追いつかれたことについて



我々は、FC東京戦で逆のことをやった。人生においては、やったことが返ってくるもの。そういう意味で、
やられた側の心理を学んでいれば、今日の敗戦はなかったといえるかもしれない。やられた側のミスを
学んでいないのが残念だ。自分のミスばかりではなく、相手のミスからも学ばなければならない。




■8月28日発売 sabra(015)の取材に応えて



サッカーは走らなくては成立しないスポーツなんだ。監督には監督の視点があり、選手にも選手なりの
視点がある。だけど両者の考えがあまり開いてはダメなので、自分がやろうとしていることと、選手たちが
できることをしっかりと分析してすり合わせる。そのなかで選手たちに自由を与え、自分たち自身で試合を
クリエートできるようにしてやる。その過程で、選手たちを信じることが監督として一番大事なことだ。




■2003年8月23日 ガンバ戦後の監督会見にて「開幕2連勝だが」の問いに



シーズン初めの監督会見でも言ったが、ヨーロッパのことわざに『最初の子猫は捨ててしまう』と
いうのがある。初めのことは当てにならないということだ。 逆に、「その日1日はその日の朝の
ようになる」ということわざがあるが、日本ではちょっと違っているようだ。朝は晴れていても夜に
雨が降るしね(笑)。




■2003年8月23日 ガンバ戦の前のミーティングで



今日は、ボールを走らせて、相手を走らせろ。暑い日にはエコノミックなサッカーが必要だ。




■2003年8月17日放映 テレビ朝日「やべっちF.C.」インタビューより



マークする相手はいません。新しい挑戦は常に目の前にあるのです。




■2003年8月17日 神戸戦後の会見にて、「崔龍洙の不在も、前半の不振の原因の一つか」の問いに



関係ない。崔龍洙やサンドロがいなくなってジェフが変わってしまうのなら、それは本当の
チームとはいえない。




■2003年8月17日 神戸戦後の会見にて、「前半の出来が悪かった原因は」の問いに



グラウンドには相手の選手もいるということ。とにかく前半は、弾の入っていないピストルを
撃ちまくったようなものだった。
「交代策がうまくいったと思うが。」の問いに

うまくいくときもダメなときがあるもんだよ。采配が全部当たるなら、カジノに行くし競馬にもチャレンジ
しているよ。





■2003年8月16日発行 スポーツニッポン紙の取材に応えて



レアル・マドリードは攻撃的なサッカー、マンチェスター・ユナイテッドは早いプレー、ナントはテクニックの
ある選手ばかり。自分たちのスタイルを確立することが、多くの観客を呼ぶ。―じゃあ市原のスタイルは?
(中略)いつも中間の順位。曜日で言うなら穏やかな日曜日だね。




■2003年8月13日発行 東京新聞「改革 市原躍進の背景(上)」より



3位は成功だ。だが市原の選手はまだ中位のチームの精神しか持っていない。(中略)走るだけなら
陸上選手に任せる。重要なのは考えることだ。




■2003年8月10日放映 NHKサンデースポーツ オシム監督インタビューより



はじめは正直、環境の悪さに少しガッカリしました。でもジェフには才能のあるいい選手がいて、とてもがんばっていた。 私にはそれが新鮮だったのです。ここで新しいチャレンジをしようと思いました。

(1st磐田戦について)チームは引き分けでも満足だった。あの試合に勝っていれば優勝できたかもしれないという大一番を、 ただの普通の試合で終わらせてしまったのです。私も一時期はジェフが成長したと思いましたが、結局結果が出なかった。 今までやってきたことは無駄ではありませんが、全部捨ててはじめからやり直さねばなりません。




■2003年8月7日発売 Number582誌上「オシムのサッカー構造改革。」より



無数にあるシステムそれ自体を語ることに、いったいどんな意味があるというのか。大切なことは、
まずどういう選手がいるか把握すること。個性を生かすシステムでなければ意味がない。
システムが人間の上に君臨することは許されないのだ。

日本人は平均的な地位、中間に甘んじるきらいがある。これは危険なメンタリティーだ。受け身過ぎる。
フットボールの世界ではもっと批判に強くならなければ。




■2003年8月5日発売 週刊サッカーマガジン8/19号の取材に応えて



日本では選手が気楽過ぎるんだよ。プレーし、勝つ。もちろんオーケー。プレーし、0−3で負ける。
オーケー。プレーし、0−8で負ける。それでもオーケーなんだ。何をやっても周囲から批判される
ことがない。




■2003年7月26日 清水戦後の監督会見にて



監督:
(試合に負けて)個人的には、サポーターに申し訳ないと思っている。
サポーターが、ジェフをいいチームだと思って(誤解して)しまったことが残念だ。
記者:
ジェフはいいチームですよ。
監督:
ジェフは、ただのいいチームだ。優勝するには、何かが不足している。




■2003年7月26日 清水戦後の監督会見にて



われわれは相手のDFの数に対してFWの人数を決めているわけではない。




■2003年7月20日 0-1でリードされた磐田戦のハーフタイムで



1点負けているけれど、まだ試合には負けていない。




■2003年7月12日 仙台戦後の監督会見で「優勝争いの中、マスコミも多くなった。監督はこの状況を楽しんで
いるようにも見えるが。」の問いに



全然楽しくない。マスコミがゼロのほうがいい。本当。私は日本語もわからないし、通訳も訳す
のが大変そうだから。しかも、私は記者会見がうまくいっているかどうかわからない。皆さん、
ウチが負け始めたら、どうか静かにしておいてください(笑)。




■2003年7月12日 仙台戦後の監督会見で「前回、首位に立ちながら次で敗れ、監督は「慢心」と評したが。」
の問いに



慢心というより、首位に立ったことがないためのプレッシャーといえた。ジェフには勝利者に
必要なメンタリティが足りない。これまで順位が中位だったとすれば、メンタリティも真ん中
だったということだ。プレッシャーがかかる試合で勝つという難しい経験をしていかないと、
なかなか成長しないだろう。



■2003年7月12日 仙台戦後の監督会見で

戦術というものは紙に書いて説明できないし、ひと晩で身につくものでもない。



■2003年7月12日 仙台戦後の監督会見で、「今日の崔龍洙のプレーには満足か。」の問いに

どの選手に対しても、常に満足することはない。なぜなら、満足してしまうと成長が
止まってしまうからだ。




■2003年7月12日 仙台戦後の監督会見で、「監督の言うトータルサッカーはいつ完成できるか。」
の問いに



常により良いプレーを目指せるわけだから、いつまでたっても実現できないよ(笑)。
近づくことはできると思うけどね。




■2003年7月12日 仙台戦後の監督会見で、「監督には、選手のポジションの先入観はまったくないのか。」
の問いに



ポジションうんぬんというより、コンビネーションによるトータルサッカーを目指したい。まだまだ
ジェフは程遠いが、夢を見るわけではなく、しっかりとした自分たちのものを作りたい。



■2003年7月12日 首位で迎えた仙台戦当日の午前中練習開始前に

今日の試合は、勝つことだけを意識していては勝てない。どうすれば勝てるかということを
よく考えながらプレーすることだ。



■2003年7月8日発売 日本経済新聞夕刊「リーダーの力」より

チームが目指すものと選手の望みは必ずしも一致しない。金銭欲、名誉欲、勝利への渇望。
監督は選手一人ひとりの思いをしっかり把握しておくことが大事。私は彼らが変わろうとする
手助けをするだけ。重要なことは選手に『もっとできる』と思わせること



■2003年7月1日発売 サッカーマガジン(7/15号)の取材に応えて

このチームは、確実に強いチームではない。まだチーム自身が、この実力を認めていない。
信じていない。だから、とにかく練習するだけなんだ。

いまのサッカーは、とにかく走ることが大切。どんな選手であっても、走れない選手は使えない。
サッカーは、常に進歩していて、もっと観客が来るように、もっとエキサイティングにならなければ
いけない。とにかく、すべてが速くなっている。

ブラジルが一番と決まっているのだったら、ほかの国はサッカーをやる必要はない。だから、
サッカーは面白いんだ。強いと言われていても、彼らが常に勝つわけではない。









■2004年12月7日 朝日新聞朝刊「オシムの提言」より


監督のあるべき姿は、一つに定義付けできない。誰かのマネをして同じことをしても、優勝はできない。一方、自分一人の力だけでやっていけるわけでもない。選手や組織のことを考慮しつつ、それぞれの考えや個性を生かしていければいい。



■2004年12月7日 朝日新聞朝刊「オシムの提言」より


あまり指示を出さないジーコ監督を「放任主義」と言った人もいるようだが、何も言わない方が、時には言葉をより伝えることもあるものだ。



■2004年11月30日 磐田戦後の会見「来季の指揮について」


正直、私は年をとっている。もっと若ければ確実に監督を引き受けるだろう。今の仕事には満足しているし、日本の環境も素晴らしい。しかし、余命が短い中で、これからをどう生きるかが大切になってくる。正直、この2年間で約60試合してきたが、負けたのは10数試合しかない。連敗はないし、臨海でも1敗しかしていない。ただ、この状況が続いたとしても、半年後にはダメになるかもしれない。私が人生で学んできたのは、いいときはいいということなんだ(笑)。プレッシャーの中、心臓にも悪い。これからは若い人間で平均年齢を下げてもいいんじゃないかな。そういう意味で目先にとらわれず、先を見ていく必要もある。



■2004年11月30日 磐田戦後の会見「1年を終えた感想」


ウチにもいい部分はあるが、大事なゲームで負担になってしまう面もある。何かが欠けているのだ。だからこそ、2位という順位には私自身が驚いている。ただ、この順位まできたのは、ジェフには何かがあるという証拠でもある。そして、この順位になっても、しっかり分析することが大切といえるだろう。



■2004年11月30日 朝日新聞朝刊「オシムの提言」より


サポーターは初優勝を期待したのだろうが、残念ながら体制はまだ整っていなかった。私も失望し、「どうしたらいいのか」と自問した。何か糸口が見えれば解決できる。だが、今も模索は続いている。来季については、決めていない。監督には毎年、前年以上の成績を残す義務が課される。そんな中、クラブ側もただ繰り返して「次は優勝だ」と言うのではなく、「どうすれば優勝できるか」を具体的に考えるべきだ。全員に「もう一つ上へ行こう」という真剣な思いがなければ、状況は変わらない。



■2004年11月23日 FC東京戦後の会見


今、南米でも欧州でもサッカーが行われているが、昔に比べて非常に危険な状態に陥っている。サポーターと審判、サポーターと選手、あるいはサポーター同士の争いも起こっている。サッカーとは美しいスポーツだったが、今は先にお金が絡んだビジネス化しているのが原因かもしれない。非常に残念なことだが、そういう話は置いておいて、FC東京のカップ戦優勝に改めておめでとうといいたい。心の奥底から思っている。ジュビロでもアントラーズでもレッズでもない、FC東京の優勝というところに価値がある。FC東京が成しえたのは、お金のないクラブでも優勝できるということだ。



■2004年11月23日 朝日新聞朝刊「オシムの提言」より


誰かを「不要だ」などと言う人間は、いつか自分もそういう立場に陥るようになる。人生とはそういうものだ。その時、自分はどう感じるか、考えてみるがいい。ただ中田英を含めた、海外組に一つ、注文がある。外国のリーグやクラブで見たこと、聞いたことを自分の中で消化するだけではなく、母国に持ち帰って広めるべきだ。そういう先駆者の自覚と行動も、日本サッカーの質を上げる原動力の一つだから。



■2004年11月20日 神戸戦後の会見「クラブや選手、サポーターのすべてが、来季も監督を続けることを望んでいるとしたら」


そこが問題なのだ。ウチは勝ったり負けたりしているチームだが、その中で心臓が持つかどうかわからないのだよ(笑)。とにかくヨーロッパで死ぬか日本で死ぬか、まだ決めていない。



■2004年11月20日 神戸戦後の会見にて「どういう形でモチベーションを上げたのか」


まずいいたいのは、ウチが優勝を狙えるチームだとは思わないし、少なくとも私は狙っていなかった。別に夢を見るのは構わないけどね。どういう形で上げた? 答えは簡単で、モチベーションを持っている人間を起用するだけだ。確かにケガ人が出たことでチャンスをつかんだ面もあるが、要田や芳賀、あるいは若手選手が、今、モチベーションを持たなくてどうするのか。そういったチャンスを生かさない人間なら、サッカーをやめたほうがいい。



■2004年11月16日 朝日新聞朝刊「オシムの提言」より(1)


例えばフィジカル面を補うため、身長190センチの選手をそろえてもまったくサッカーにならない。同じように欧州やブラジルから選手5人を連れてきて勝ったとしても、価値や意味はあるだろうか?ないだろう。



■2004年11月16日 朝日新聞朝刊「オシムの提言」より(2)


日本の長所は、あくせく、すばやく動き回れる点だ。体が小さい分、ぴったり厳しいマークにつくこともできる。日本人としての特性を、自分たちのやり方で生かさねば、もったいない。体の大小や、肌の色など関係ない。知恵と工夫次第では、弱点を利点に変えることもできる。だからサッカーは、おもしろいのだ。



■2004年11月14日 札幌戦後の会見「今年1年を振り返って」


どういう視点でみるかで違うが、客観的に見れば、J1の12〜8位ぐらいの実力だろう。ただ、頑張った中で上位に来ているのもたしか。そして、上位の中でのプレッシャーに耐えられないのも事実。私は『ジェフが一番いい選手を持っているチームだ』という話は一度も聞いたことがない。代表選手もほとんどいないし、若い選手が多い。そういった中でも、努力してボールを動かして、努力していまの位置を勝ち取った。運が悪い部分ではケガ人が多い。ケガ人が多い中で代わりとなる選手がいない。それがジェフの問題。レッズやマリノス、ジュビロとは違う。ジェフは一人のレギュラー選手がケガをしたら苦しい状態。それは試合に出ていると思う。うちよりいいチームはうちよりいい監督がいるんじゃないですか? 実際に、いるのがいまの自分のポジションだ。



■2004年10月31日 G大阪戦の監督会見にて 1


サッカーというものは、試合の流れを先に読むことが大事。例えば、後半28分の失点シーンでいうと、われわれが攻めていてオフサイドで選手が残っていて、そこからカウンターで失点した。あのような状況を想定し、素早くアクションをとらなければならないのだ。選手交代も同じ。しっかりアップさせ、状況に応じて選手交代を行わなければいけない。例えば選手を代えて点を取られれば監督が悪いことになるし、代えないで点を取られても監督が悪いことになる。要するに、記者の皆さんが正しいんですよ。



■2004年10月31日 G大阪戦の監督会見にて 2


「ジェフを率いて好成績を挙げており評価も高い。例えば、レッズのようなチームを率いるのと、どっちが好きか?」
評価されている?私はそう思わない。実際に選手がやっていることが私の能力だと思っているからだ。だから、この質問には答える気がない。



■2004年10月23日 名古屋戦の監督会見にて


大事なのは自分たちのことを考えること。ことわざで『自分が持っている馬と自分を信じろ』というのがある。今はそういった心境だ。



■2004年10月19日 朝日新聞朝刊「オシムの提言」より(1)


優勝経験がないからか、市原の選手は勝ち方を知らない。これまでも、相手を恐れてミスを連発し、崩れてしまうことがあった。大事なのは「自分たちはもっとできる、勝てる」と信じること。そのためには、どんな状況でも、自分は何をなすべきかを把握しなければならない。実戦に近い練習試合や狭いスペースでのパス練習を繰り返してきた。強くなったと言われるが、選手には、まだまだ伸びしろがあると思っている。



■2004年10月19日 朝日新聞朝刊「オシムの提言」より(2)


市原の監督を引き受けたのは、「あるものを生かして結果を残す」という自分のビジョンにあったからだ。ここまで予算がなく、観客も少ないクラブだとはわからなかった。しかし引き受けると決めたのだから、がっかりしている場合ではない。「他にもっといい選手やチームはある」と言うのは簡単だ。市原には実際、選手を買う資金などない。しかし前向きに考え、進んでいきたい。



■2004年10月17日 清水戦試合後会見にて 初出場の水野選手について


今日、彼が何分プレーしたと思う?おそらく彼は、計算することなく全力でプレーしたはずだ。彼にはまだまだ時間があるし、少し抑えたほうがいい。だから、水野に関して今日は話すのをやめておくよ。ジェフはジェフであって、選手を買ってこれるようなチームではない。ただ、うれしいことにウチにはあのような若手が3〜4人いる。次の試合は、また別の若手が出てくるかもしれない。



■2004年10月17日 清水戦試合後会見にて


今考えれば、巻が絶好のシュートを外したことでエスパルスが追いついたわけだし、普通は勢いをつけてそのまま勝つところだが、ジェフは頑張った。やるべきことをやって勝ったと思う。人生でもそうだが大事なのはバランス。何ができて何ができないのかを、きっちりとらえておく必要がある。レッズ戦で大敗したものの、今日勝つことができて、チームが持っているものを元に戻せたのは大きい。ただ、喜びすぎないように、今日は苦いお茶を持ってきたけどね(笑)



■2004年10月2日 浦和戦試合後会見にて


ウチはレイソル戦で3人のFWを失った。3人とも足が早いし、今日の試合に出ていれば、ものすごく危険なプレーができたと思う。そういう意味で痛い敗戦だが、もちろんウチがこれから何かを成し遂げようとするなら、修正点をトレーニングで直していくしかない。とにかく今日はナイーブな試合をしてしまった。そこが問題点であり、そういう意味では完全なプロチームと呼べるまでには達していない。


■2004年9月26日 柏戦試合後会見にて「レイソルのアグレッシブさは予想していたとおりか」


私の予想どおりではあったが、私だけが予想しても仕方がない。選手が準備すべきだし、今日はなかなか対応できなかった。生活でも何でもそうだが、アグレッシブさに対応できないなら別の方法を見つけるべき。



■2004年9月23日 大分戦試合後会見にて1


グラウンドへ出るのに勇気を持たない選手はいないだろう。たとえいたとしても、私はそういう選手は使わないし、勇気を必要としないスポーツに転向すればいい。



■2004年9月23日 大分戦試合後会見にて2「林選手について」


彼は自分の人生、サッカーをロマンチックにとらえすぎている。フランス語でボエムという言葉をご存知だろうか。他の人とは違ったことをやって、興味を持たせようとする人のことをいう。何が起こっても自分には関係ない顔をするが、才能はある。しかし、他の人も同じ才能を持っていることを気づいていない。でも、私はボエムが好きなんだけどね。本題から外れるので、このへんでやめておくよ。



■2004年9月19日 C大阪戦の監督会見にて「今シーズン初めて完封されたが」の質問に対して


なぜ点を取れなかったかというと、セレッソにはちゃんとGKがいてDFがいたから。とにかくゴールとは、「入れたい」という思いがあって入るもの。そして、セレッソはゴールが入るだろうというチャンスをしっかり作っていた。逆に、ジェフはそういうチャンスさえ作れていなかった。ウチもきれいにボールを回していたかもしれないが、それはラールクラールと呼ばれる芸術家がおこす芸術。効率のいいプレーではなく芸術的なものをしてしまったが、サッカーとはそれだけでは成り立たない。



■2004年8月29日 鹿島戦の試合後の監督会見にて


監督というものは、常に何がうまくいっていないかを探さないといけない。私はブラシのようなもの。常にホコリをはらうことをしないといけないのだ。



■2004年8月21日 新潟戦の監督会見にて「アルビレックスの戦い方は予想どおりでしたか?」という質問に対して。


アルビレックスとは以前も試合をしているので、お互いの手の内を知っているという部分もある。ただ、お互いを完全に知り尽くしていればやることがないし、そういう試合は魅力がない。それなりにいい部分があったと思う。



■2004年8月14日 広島戦の監督会見にて「この暑い中、クレバーに走るにはどうしたらいいのか?」という質問に対して


賢い=できるだけ経済的という意味だ。自分勝手なプレーをせずに、とにかくシンプルなサッカーを心がける。日本にも多かれ少なかれ賢い選手はいるが、例えば先が読めるような選手が真のクレバーなプレーヤーといえるだろう。 5秒先を読めれば40メートルのダッシュをしなくてもいいはずだし、力を蓄えられる。



■2004年8月14日 広島戦の試合後の監督会見にて


今日のJリーグ全体の結果を見ると、日本もプロらしくなったと思う。どのチームも簡単には勝たせてくれない。それに、ドイツやイギリス、フランスのリーグを見ても1節というのは難しいもの。そういう苦しい状況の中、今日の試合をモノにできたのは大きい。



■2004年8月1日 UNITED No.114「オシム語録from vs レアルマドリード」より


レアルと違い、ジェフは今いる選手で戦っていかなければならない。人生もそう。自分たちが歩むべき道を探していかなければならないのだ。日常生活の中で、平坦な道のりはない。上に上がっていくには何らかの危険を冒し、何かを犠牲にしなければならないのだ。



■2004年8月1日 UNITED No.114「ギリシャの優勝とセカンドステージ」より


今回はギリシャが優勝しましたが、あの中に有名な選手はいますか?いません。彼らは自分たちがやるべきこと、それ以上でもそれ以下でもない自分たちができることを、試合で最大限に成し遂げました。11人で戦うサッカーにおいては、それこそが一番重要なのです。例えば、ジダンはジダンでいいでしょう。でも、サッカーとはひとりの選手の質では決まらないもの。チームがどういうプレーをするかこそが最も大事になります。



■2004年7月29日 レアルマドリード戦後の会見にて


自分たちができることをした。最後まで走ったと思う。ただ、今日の試合でできること、できないことがハッキリしたと思う。それに、レアルのようなサッカーがあるということを、肌で感じてくれたのではないだろうか。現実的に、理想的なサッカーとはないもの。しかし、理想に一番近いのがレアルのサッカーでもある。手でボールを扱っているような確実さ。本当に素晴らしいサッカーだ。



■2004年7月29日 レアルマドリード戦後の会見にて


レアルはビッグクラブ。私が何をいったって新しい言葉にはならないだろうし、それが当てはまるレベルのチームでもない。これだけ走って質の高いレアルを見れたのだから、ファンも満足では。サッカーとはどういうプレーをすればいいのか、それを知っているチーム。特に、トップクラスの選手はシンプルにプレーするものであり、それが一番美しいものだ。観客はドリブルを期待していたかもしれないけど、それはサッカーではないし、ウチもレアルのようなプレーを目指したい。



■2004年7月27日 レアルマドリード来日会見で「レアルとの対戦によってどういったことを学びたいか?」と質問されて


レアルから学ぶことは正直難しいと思っています。もしレアルと対戦してサッカーが学べるような、そういうチームならば、レアルはレアルではないのです。サッカーがそんな簡単なスポーツならばレアルはこんな素晴らしい選手たちを買う必要もないでしょう。それなりに別のチームから学ぶことは大事なんですが、やはりやれることをしっかりやるということが大事でしょう。この試合で対戦したあとに学べることが多いと思います。レアルはこれだけのすばらしい選手たちが集まってひとつのチームが成り立っているのだと思います。とにかくうちは全力で走って闘うだけです。



■2004年7月24日 浦和戦後の会見にて


いい意味で水本は予想を裏切ってくれました。ものすごくいいプレーをした。しっかりとエメルソンを抑えた。また、結城も永井をしっかりと抑えた。そういった部分が今日のジェフのプラス材料だった。もう一つは、うちのFW陣の身体的準備がしっかりと整えば、これからは2トップ、3トップの選択肢がどんどん増えると思う。



■2004年7月17日 浦和戦後の会見にて


集中を続けられない選手は、これから試合に出場するのが難しくなるだろう。それだけ重要なことであり、ものすごく大事な要素なのだ。例えば近代サッカーでは、練習試合でも勝たなくてはならない。そういうプレッシャーに耐えられるかがポイントであり、それはウチだけでなく日本全体の問題ともいえる。


■2004年7月17日 浦和戦後の会見にて


まるで壊れたビデオのように、同じシーンがグルグルと回っている。昨シーズンから同じシーンばかりなのだ。先制しながら追いつかれ、あるいは逆転負け。それが10回も続いているということは、機械が壊れている証拠にほかならない。


■2004年6月26日 清水戦の試合後の記者会見にて


近代サッカーは効率的な質が重要。それを備えているのがマリノスであり、実際に1点差勝ちのゲームが多い。1-0も5-0も同じ勝ち点3なのだ。それがチームのキャラクターであり強さ。



■2004年6月26日 1stステージ最終節清水戦後の会見にて


昔の降格争いから考えれば大きな一歩を踏み出してはいるが、甘んじたら先はない。落ちなければ満足していたサポーターも今は違う。これからの私の仕事は、ファーストステージで犯したミス繰り返さないようにすること。それができれば大きな進歩だが、できるかどうか心配もしている。



■2004年6月20日 大分戦後の会見にて


ホームゲームで1点を失ったチームは、観客からも後押しされて攻めざるを得ない。そこで、どうしてもリスクを冒さざるを得なくなる。



■2004年6月20日 大分戦後の会見にて「中盤が開いてディフェンスラインが下がり気味だったが」の問いに


私はあまりそう思わない。試合中の一部分でそういう時間帯があったかしれないが、ウチはレアルじゃないし、 必ず中盤を支配しないといけないわけではない。



■2004年6月16日 FC東京戦後の会見にて


だれかがぼーっとしていて失点してしまっている。ジェフの問題は、家でゆっくり眠れていない選手がいる。
だから、その代わりにグラウンドで寝ている。その代償は大きい。



■2004年6月16日 FC東京戦後の会見にて


正直、5点入れられてもおかしくない試合だった。でも、勇気が幸運をもたらした。



■2004年6月16日 FC東京戦後の会見にて、次節主要選手3人の出場停止について聞かれ


今は、太陽を雲が覆っている状態だが、晴れるかどうかはまだわからない。
晴れる要素としては、今までプレーしてない選手にチャンスがあるということで、晴れてほしいと思っている。



■2004年6月16日 FC東京戦後の会見にて


たとえ予言者でも、前半、いきなりあのような(退場)ことが起こるということは予言できなかったでしょう。
もし、開始直後にあのようなことが起こるということを予言できる監督がいたとしたら、監督以外の職業をしているだろう。
予言者のほうがもっともうかるのでは?



■2004年6月16日 FC東京戦後の会見にてレフリーのジャッジについて聞かれ


私たちはちゃんと従った。しっかり選手を退場させた。イエローカードをいっぱい受けたことだけを話したいのではなく、少し厳しすぎたように思う。
残念なのは、FKのときに選手は早くリスタートして試合のリズムをつかもうとしているのに、多少のポイントのズレに対してやり直させていた点。
それは、両チームにとってよくないことではないだろうか。実際、二人が退場になったのは、ウチのチームにとってはいい勉強になったと思う。
ただ、審判はもうちょっと試合のリズムを考えてほしい。そうすればもっといい試合になったと思う。それから、これは批判ではないことを理解してほしい。



■2004年6月5日 大分戦後の会見にて


ボスニアに『馬をプレゼントされるときに、馬の歯までは見ないと』いうことわざがある。
今日の試合はそういう感じだった。



■2004年6月5日 大分戦後の会見にて


何人かの選手はかなり疲れていて、いいプレーができていなかった。
実際、対戦相手がボールを持っている時間よりも、うちのディフェンスがボールを持っているときのほうが怖いときがある。



■2004年5月29日 清水戦後の会見で、茶野選手、ミリノビッチ選手の不在について聞かれ


ジェフというチームは茶野やミリノビッチが決定づけるようではダメです。
いま、「そうです」と答えたら、茶野もミリノビッチも自分たちがジェフの主力だと勘違いしてしまいますね。
ただ2人がプレーしていたら、もう少し確実なプレーができていたかもしれません。
しかし、今日はそんなに悪い試合だったとは思わない。
逆に、今日出た選手は自分たちがもっと試合に出るべきだと思うべきです。
常にレギュラーで出ていない選手は自分がもっとやれると自信を持って、もっと腹を立てるべきです。



■2004年5月22日 セレッソ大阪戦後の監督会見にて


サッカーの法則で、良いプレーをしているときには勝てないものだ。



■2004年5月22日 セレッソ大阪戦後の監督会見にて、ここ一番で勝ちきれないことについて


多かれ少なかれ私にも責任がある。長いこと選手を信じていたことだ。こうなる前に何人かの選手を代えていたほうが良かったかもしれない。



■2004年5月22日 セレッソ大阪戦後の監督会見にて引き分けの結果について


観客がたくさん来てくれたのに残念だ。サポーターには、まだまだジェフを信じて欲しい。今のことろ負けているわけではない。トータルすると、そんなに悪くはない。信じる理由はまだあるでしょう。



■2004年5月22日 セレッソ大阪戦後の監督会見にて


ここまで5試合勝てなかったゲームがあったが、正直その内4試合は勝てた試合だった。勝てなかったことには理由がある。何かが足りなかったのだ。(中略)しかし、このチームに足りない事はそんなに多くない。少しだけだ。ただ、その少しがこのように大きな結果の差を生むのだ。



■2004年5月9日 名古屋戦後の監督会見で


前半は、悪いをプレーをしてしまったと言うよりは、準備ができていなかったと言う感じだ。



■2004年5月9日 名古屋戦後の監督会見で


うちは、もったいない点の取られ方をしている。なんでもないDFのミスで失点している。
こういうミスの代償は大きい。ただ、私は、この世でこうしたミスを全て直せる監督を見たことがない。
監督として、それは理解しなければいけない。
私よりいい監督を何人か見てきたが、選手は同じようなミスをしていたよ。



■2004年5月4日 週刊サッカーマガジン5/18号(973)コーチングイズマイライフより3


私の人生にサッカーは欠かせない、だから昨日も試合(チャンピオンズリーグ準決勝)を見ていたし、サッカーを選んだ。人生において結婚もしたし、子供もできた。数学の教師になる道もあったが、サッカーがあって、今がある。友人にはサッカーはサッカー、プライベートはプライベートと分けている人もいるけど、私にとってはプライベートもサッカー。お金ができて家内と旅行に行っても、結局サッカーを見に行ってしまう。でもそれが私の選んだ人生だし、いい人生だと思っている。



■2004年5月4日 週刊サッカーマガジン5/18号(973)コーチングイズマイライフより2


監督を辞めたいと思ったこともある。うまくいかなかったとき、がっかりしたときなど、よく考える。クラブとのかかわり合い、選手とのかかわり合いで問題が生まれることもある。大変なシチュエーションに陥ることもある。選手が動かなかったり、やる気を見せなかったり。でも2、3日考えて、別の仕事をしようかと思っても、これ以上いい仕事はない、ということでまた始まる。



■2004年5月4日 週刊サッカーマガジン5/18号(973)コーチングイズマイライフより1


また、代表の監督をやりたいかって?思ってやれることじゃない。クロアチア、ボスニアからオファーはあったがやりたくはなかった。日本?もしもの話は好きじゃない。現実にそういう話があるわけじゃないし、他の人がやっているときに、そういう話は好きじゃない。(中略)選ばれれば誇りに思うだろうが、クラブの監督の方が好きだし、 (日本代表監督が)素晴らしいことでも自分になにができるかということも重要。違う国の代表監督をやるのは簡単じゃない。通訳を通してサッカー的なことは伝えることができるが、細かいコミュニケーションをとることができない。



■2004年5月2日 柏戦後の会見にて


いつもいっているが、私の感想より観客の感想のほうが大事なんじゃないかな。選手だって私のためにプレーしているわけじゃないんだからね。



■2004年5月2日 柏戦後の会見にて


記者の皆さんは失望しているかもしれないが、ということは私はもっと失望しているということ。
でも人生はこれからも続くよ。



■2004年4月19日 週刊サッカーマガジン5/4号(971)コーチングイズマイライフより3


私は自分が思ったようにやってきた。選手として練習してきた中でどういう練習がいいのか学んできた。いろんな監督がいて、いろんな方法があるのを見ながら、選手にとって何が一番いいのか私なりに考えてやってきた。ただ、サッカーで一番重要なのはプレーだ。プレーというものを練習を通して学ばせる。それが重要なんだ。試合の中では監督が『こうして、こうして』と言うことはできない。選手は嫌がるかもしれないが、サッカーにはやはり規律があって、こういうときはどうマークして、どういうコンビネーションでプレーするとか、それを練習でやる。それは練習のための練習ではなくて、やはり試合のための練習なんだ。



■2004年4月19日 週刊サッカーマガジン5/4号(971)コーチングイズマイライフより2


監督としての喜びはチームが勝ったとき、チームが何かを成し遂げた時はもちろんだが、練習でやったことを選手が試合でうまくできたとき、自分の力がチームを助けたという意味である。ただ自分が喜ぶというより、選手が喜んでいる時は監督もうれしいもの。ただ喜んでばかりはいられない。自分の感情をコントロールして次に備えることも必要だ。



■2004年4月19日 週刊サッカーマガジン5/4号(971)コーチングイズマイライフより1


どんな強いチームでも慢心したり、ミスを犯せば負ける。私にも経験があるが、監督がいくら油断してはいけないと言っても、目が覚めていないような状態になる。



■2004年4月19日 茶野の代表初選出についてスポーツニッポンの取材に応じて


選手には2つのタイプがある。鼻高々になる選手と、より一層がんばろうとする選手。茶野はその後者。本人とチームにとってはポジティブな結果になるだろう。茶野は才能だけを評価されたのではなく、頑張りが評価された。人を批判したりせず、がんばって、走って、戦ってきたタイプ。頑張ってきた選手が選ばれてひとつの道を見せられたことがよかった。



■2004年4月18日 新潟戦後の会見にて


『道を失ったら別の小道を探せ』ということわざがある。(前節ガンバ戦で)見失った道を、今日は見つけることができた。



■2004年4月10日 鹿島戦後の会見にて、相手の退場で11対10になったことについて


数的優位は、相手の心理的優位に働く。



■2004年4月10日 鹿島戦後の会見にて


お互い、技術的にエレガントな試合ではなかったが、よく走って闘ったゲームだった。



■2004年4月10日 鹿島戦後の会見にて「日本人選手全般的にクロスの質が低いと思うが、どうか」という問いに


日本の選手にそんなにマイナスのイメージを持つことは無い。もっとポジティブに考えたらどうですか?



■2004年4月10日 鹿島戦後の会見にて


鹿島は日本で3本の指に入る強いチーム。今、ジェフは、そういうチームと思われ始めているが、まだそんなチームではない。
それを選手もコーチも知らなければならない。



■2004年4月10日 鹿島戦後の会見にて


試合は、負けることがあるものだ。勝利は保証されたものではない。相手を尊重すれば、いい結果につながる。



■2004年4月10日 鹿島戦後の会見にて


監督会議で、ほとんどの監督が優勝したいといっていたが、数学的に優勝できるチームは1つだけだ。



■2004年4月10日 鹿島戦後の会見にて


私は、質問を受けるのが好きではないが、言っておかなければならないことは、今日勝利がジェフにとって新しい経験だったということ。
今までは、この試合に負けていたからだ。



■2004年4月10日 鹿島戦後の会見にて「林のえぐるプレーがよかったが」の問いに


えぐるプレーがよいとは限らない。クロスのコースが限定されるし、アーリークロスのほうがシュートする角度も大きい。



■2004年4月1日 「ぐるっと千葉」の取材で「走るサッカー」について聞かれ


まず、ジェフは陸上部ではなくサッカーのチームです(笑)。選手たちは、走るためでなく、プレーするためにピッチに立つのです。(中略)どんなに素晴らしい選手でも、それを試合で出すためには走ることが必要なのです。ペレもベッケンバウアーもサッカーの質は高いままでも走れなくなったから引退したのです。



■2004年4月1日 「ぐるっと千葉」の取材を受けて


ぜひ試合を見に来てください。そこではきっと、素晴らしい出来事が待っています。



■2004年4月1日 「ぐるっと千葉」の取材でサポーターについて


チームはいつも勝てるわけではないし、ジェフは、あまりお金や施設に恵まれたチームではない。それでもいつも足を運んでくれる人たちがいることは、我々にとって非常に励みになっています。



■2004年4月1日 「ぐるっと千葉」の取材を受けて


スタジアムでは、ビールを飲んだりトイレに行ったりする暇も無い程、サポーターが熱中できる試合を見せたいと思います。



■2004年3月27日 清水戦後の会見で


結果が試合の内容よりもいいものになってしまった。



■2004年3月20日 横浜戦後の会見にて


今日は、私がジェフに来てから最もいい試合だった。



■2004年3月20日 横浜戦後の会見にて、勝因を聞かれて


相手のプレーをさせなかったこと。相手の最も危険な選手を抑えたこと。規律を守ってプレーしたこと。



■2004年3月20日 横浜戦後の会見にて


今のジェフは、相手にプレーをさせないことで成り立っているチーム。これからは、自分たちのプレーをして勝つチームになっていかなければいけない。



■2004年3月5日 Jリーグプレスカンファレンス「平山選手を獲得したいか」の質問に答えて


ボタンは押していない。なぜならうちにもそういう選手がいるからです。巻、林、サンドロ、羽地、市原。私は市原に今いる選手たちを尊敬している。



■2004年2月29日 ちばぎんカップ後の会見にて


今までよく走って戦ってきたのに、今日はまったく見られなかった。ジェフはいいチームではないのに、いいチームであるかのように振る舞った。



■2004年2月17日 サッカー批評のインタビューにて「トレーニングを直前まで決めないことについて」聞かれて


同じ目標に到達するためにもいくつもの方法がある。いろいろなコンディションを見極めて決めるんだ。私があるトレーニングをしたくても選手ができなければ仕方ない。それで家に返してしまうわけには行かないから。



■2004年2月17日 サッカー批評のインタビューにて「ビッグクラブのオファーを蹴ってなぜジェフに」の問いに


何よりも決め手になったのは、祖母井(チーム統括部長)が何度もオーストリアまで訪ねて来てくれたことだ。



■2004年2月17日 サッカー批評のインタビューにて


私にとって、サッカーは人生そのものだ。人生からは逃げられない。



■2004年2月14日 サッカーマガジンのインタビューで


人生は常にスタートではない。過去から物事が連結して、ずっと続いているものなのだ。いきなり落ちたり、いきなり上がったりするかもしれない。それはわからないが、ただ言える事は、常に上にはいけないということだ。



■2004年2月14日 サッカーマガジンのインタビューで


去年良かった選手も、今年は関係ない。監督も同じ。名前も関係ない。昔なら、ある実績だけで成功したかもしれないが、近代的な世界では、サッカーにおいても、人生においても、それでは成功しないだろう。



■2004年2月14日 サッカーマガジンのインタビューで


大事なことは、昨日どうだったか、明日どうかではなく、一日一日を大切にすること。



■2004年2月14日 サッカーマガジンのインタビューで「2年目」について聞かれ


最初のシーズンは、最初だから難しい。2年目のシーズンは、2年目だから難しい。
中略
普通の監督なら、1年目のような結果が出せれば、あそこで辞める。
1年目よりいい結果を求められるからだ。 でも、私は残った。これが挑戦だからだ。



■2004年2月14日 サッカーマガジンのインタビューで


普通の監督なら、お金がないクラブは嫌いだろう。でも私は、自由を与えてくれるクラブが好きだ。



■2004年2月6日 新体制会見にて


ジェフが記者会見をするのが最後になったと聞いているのですが、順位が最後になるよりは良かったんじゃないでしょうか。



■2004年2月6日 新体制会見にて、続投を決意した理由を聞かれて


冗談言った方がいいですか?それとも真剣に答えたほうがいいですか? なぜなら、行く場所がなかったからです。じゃあ、いまからジョークをいいましょうか?去年は私ひとりではなく、コーチたちと力を合わせてやってきたわけですが、本来ならここで辞めることによって、去年出した実績をみなさんの頭の中に、記憶にとどめることができるわけですが、逆に去年作り上げたものを今年確かなものにすることは、もっと大変なことなのです。それをやろうと思ったから続投を決めたのです。



■2004年2月6日 新体制会見にて、今季について聞かれて


先シーズンの最初のスタメンから考えて、シーズンの最後のスタメンを見ていただければ分かるように、ほとんどのメンバーが変わっているわけです。それは一気に変えたわけではなくて、ひとシーズンを通して少しづつ若い選手がチャンスを得て、そして最後ああいうカタチになったのです。そうして去年は去年で完全に違ったチームになったわけです。



■2004年2月1日 イヤーブック特別インタビューにて


選手のメンタリティを変えるには、監督だけでなく周囲の人々による力も必要なのです。



■2004年2月1日 イヤーブック特別インタビューにて


日本の選手達は、もっと自分の仕事に責任を持たなければならない。



■2004年2月1日 イヤーブック特別インタビューにて


若い選手に言いたいのは、サッカー人生は短いということです。



■2004年2月1日 イヤーブック特別インタビューにて


去年の結果は、去年の結果です。今年はまた、今年の結果が出るでしょう。



■2004年1月1日発行 UNITED No.107 「今だから話そう、ジェフの2003年を」より


本当のファンというのは、いいときばかりではなく、負けたりしても足を運んでくれて、応援をしてくれる人を指す。そういう意味では、ファンもチームが何をできるかしっかり見極めてほしいい。決して負けたり引き分けたりしたいわけではないのだ。なぜ、そのような結果になったのか、現実を見つめてほしい。



■2004年1月1日発行 UNITED No.107 「今だから話そう、ジェフの2003年を」より


それでも一ついいたいことがある。シーズンが終わった後に、「あれもできたのでは、これもできたのでは」と周囲がいうのはどうだろうか。本当に大事なのは、ゲーム前にどう思っていたかということ。実際に皆さんは、ジェフが優勝争いをすると思っていたのですか?



■2006年5月18日(土)新潟戦にて
□試合前ミーティング

「戦術は自分たちで決めるものではなく、相手に対して作るもの。バルサだって同じ。相手がどうくるかによって、バルサだって戦術を変えている。今日も同じ。まず相手をしっかりおさえること。」

「自分たちを信じないとサッカーなんてできない。だからこそ賢くやる!ここで誰がどのように動くか話したって、グラウンドでできなければ意味がない。タイトにつくことと、動くこと!」

□ハーフタイム

「遅い、すべてが遅い。考えるのも、走るのも、スローインもだ。まったく何もやっていない。危険なプレーも全然できていない。まずは、全員でしっかりと全力でプレーしよう。目を覚ませ」

□試合後の監督会見

「まず、アルビレックスというのは、すごく観客が多く、環境がいい。そういう中でお互いが戦って、いい試合をしたと思う。今は、日本中が代表のほうに気がいっていて、ナビスコカップのはあまり注目されていない。そういう環境でありながらも、実際にここで2つのチームがいい試合をしたというのはいいことだと思う。前半はアルビレックスのほうが完全にいいプレーをしていた。簡単にプレーし、どんどん攻めて、すごくよかった。あとは、機能していた寺川とシルビーニョに疲れがでて、彼らがプレーをしなくなったことから、うちもいいプレーをしはじめた。結果的には互いにチャンスはあった。それを決めきれなかった。残念なことではあるが、うちは、巻がいないということで、危険なプレーができなかった。それがうちの欠点だ」


■2006年5月6日(土)横浜戦にて
□試合前ミーティング

「大事なのは、1試合、1試合気持ちを切り替えてやるということ。浦和戦に勝った。だけど浦和戦は終わっているのだから。そこから、またあらたな気持ちで1つ1つ試合に臨まないといけない。」

「うちには何か足りないものがあるから、大宮戦や福岡戦で勝ち点を失った。それを忘れてはダメ!だからこそ、自分たちがしっかりやるということに耐えられないのであれば、サッカーなんてやめたほうがいい。それが続けられないのなら・・・そうでなければ成長していけないわけだから。」

□ハーフタイム

「タイトにマークにつけていない。もう少し厳しくつこう。今は1-0で勝っているが運がよかった。攻撃は悪くない。もう少しコンビネーションを使って、落ち着いてつないでいこう」

□試合後の監督会見

「試合の前に、今日は引き分けになるよと誰かが言ってくれればよかったんだけどね。こういう結果になって、まあそれでもよかったけどね。コメントする内容を探しているけど、結局サッカーとは難しいスポーツだということだ。試合が続いていて、選手が疲れているという面はある。ただ、疲れというのは身体的部分だけではなく、メンタル的なものまで鈍らせて集中できなくなってしまう。それが今日の試合の最後に出たと思う」


■2006年5月3日(水・祝)浦和戦にて
□ハーフタイム

「今のところ悪くない。もう少し集中しよう。相手ペナルティエリアに近づいたときに、もう少し集中していこう。相手は変えてくるかもしれないが、自分たちのプレーを続けること。」

□試合後の監督会見

「試合の感想は、あなたたちメディアが書いてくれるでしょう。私が何をいっても、あなたたちは好きなように書くでしょうから、あまりいうことはありません。短くいえば、私も驚いた。正直いって、このような対戦相手に対して、これほどテンポのいいサッカーができるとは思わなかった。」

「ウチは守りにいったのではなく、しっかりプレーできたのが大きかった。その中で、ワールドカップの候補に入っている二人を後押しするわけではないが、客観的に見ても素晴らしいプレーをしていたと思う。私のプライベートな考えだけどね」

 前半、ゴールネットを揺らしてノーゴールだったが、後半、イヤな感じはしなかったか。ハーフタイムでどんな指示をしたのか。

「レッズに対して、とにかく前半の時点で0-0ということ自体に意味がある。ウチはバルセロナじゃないんだし、レッズに対して前半に3点取るようなことはない。また、逆に前半の時点で0-0だったということも、少しウチに運があったといえるだろう。ずっと0-0が続いたとしても、最後に相手をだますように点を取るのがウチの方法だったと思いますよ。」

今日、登録メンバーが一人少なかったが。

実際には若い選手もいるし、ジェフの未来を担う貴重なプレーヤーだ。毎日、練習や何かしらの試合をやっているわけだが、今日は空いているポジションに入ってくるだけのプレーを見せた選手がいなかった。ただ、若い選手たちが、このような場所を埋めてくれることを願っている。


■2006年4月29日(土)大分戦にて
□試合前ミーティングにて

「スケジュールがタイトなのはわかっている。もしかしたら今日から3連敗することも考えられる。そうなってから言い訳をしないように!スケジュールだとか、相手が、とかそんなものは言い訳にならない。それは相手も同じなのだから。」

「今まで多くのミスで落とすことのないゲームを落としてきた。それを無くすには集中力が一番大事!!」

□ハーフタイム

「このような試合は、ワンチャンスでやられることもある。チャンスをものにするのか、ものにされるのか、そのどちらかだ」

□試合後の会見

「私の国の言葉で『こんにちは』をドバルダン(dobar dan)という。いわゆる『良い日』だが、常に毎日が良い日とはかぎらないですよね。今日はすごく戦術的な試合だった。」


■2006年4月26日(水)広島戦にて
□試合前ミーティングにて

「今日のゲームは特に大事!そのまま大分戦につながるからだ。それをよく意識しなくてはいけない。そして浦和・横浜と続くゲームで、勝てるかどうかで下位争いするか?上位争いするか?展開が違ってくる。我々はあまりにもホームで勝ち点を失いすぎた・・・どうだろう?おだやかな生活を送りすぎてはいないか?サポーターはまだ拍手をくれるが、もうそんな状況ではない。終わったことは変えられないが、未来は変えられる。自分たちのプレーに責任を持たなくてはいけない。」

「やったことが返ってくるのが人生というもの。もっと走るべきだし、タイトにプレーすべきだ。全てが返ってくるのだからやらなくてはいけない。」

「走ることと責任感がなければ、ゲームは成り立たない。」

□ハーフタイム

「なぜ、複雑なことをするのだ。リードしているのだから、もっとシンプルにプレーすること。やることはいつも同じ。しっかり、タイトにつくことから後半は始めよう」

□試合後の会見

「残念なことは、最後に結果がひっくり返らなかったこと。うちの選手にとって、あのプレーの内容では、逆に結果がひっくり返ったほうがよかったと思っている。選手たちには言うべきことを言った。それとここで話すこととは別だけどね。」

「サッカーというものはすごく難しいしいスポーツなので、サッカーというひとつのいい学校だと思ってほしい。もし、サッカー学校を卒業したら、素晴らしい人生を送れると思う」

後半崩れたのは、一人少ない状況だったからか。

「一番最初にもいったが、今日のゲームはすごくいい経験になったし、もっといい経験をするには、逆転負けをしたほうがよかった。そうすれば、選手もどういうプレーをするべきか、何をしちゃいけないのかがよくわかったはず。本当に逆転されればよかったと思っている。」


■2006年4月22日(土)磐田戦にて
□ハーフタイム

「このような試合は、ワンチャンスでやられることもある。チャンスをものにするのか、ものにされるのか、そのどちらかだ」

□試合後の会見

「両チームが満足するとともに、両チームが嘆いてもおかしくない結果だった。ゴールが転がったほうに勝ち点が転んだわけだが、両チームにチャンスがあったし、両チーム失点してもおかしくない場面があった。ウチは点が入らなかったが、正直、内容的にはいい試合だった。ジュビロは調子が上がっているから、これから対戦するチームは大変じゃないかな。ウチに関して、あとはいうことはない。ただ、ケガの関係で実力を発揮できない選手がいたし、あるいは何人か普段どおりのプレーをできない選手もいた」

今季初の無失点試合だが。

「得点をしていないのも珍しいことだ。0点に抑えたからといって、相手の攻撃を100回受けて無失点もあるし、あるいは、いいプレーをしても相手が偶然に2点入れてしまうことだってある。数字だけでは語れないものだ。」

巻が競り合うたびにファウルを受けていたが、それについての感想は。

「巻に関しては、技術的にすごく成長したと思う。トラップやキープ、あるいは体を張るプレーに関してもそうだ。あとはドリブルも成長すればいいが、ドリブラーとは成長するものではなく生まれるもの。それに、そういうものは役割分担かもしれないし、とにかく体を張る巻のプレーは重要といえる。」

無失点に関してだが、オシム監督はゼロに抑えるサッカーは目指していないと思う。そういう意味で、ストヤノフ不在が痛かったのではないか。

「確かに私は、失点をゼロに抑えろといったことはない。試合だから、可能性的にはゼロに抑えることもあるだろうが、先ほどいったように、よくないプレーをしても無失点で終えることはあるし、いいプレーをしても負けることがある。今日はいいプレーをして失点ゼロで終えたといえるだろう。」

得点を取れなかったのはジェフの問題か。それとも、日本代表選手が数多く後方に控えるジュビロの守りがよかったのか。

「両方じゃないかな。失点とはGKだけで防ぎきれないものもある。もし、川口があのまま守り続けて3カ月も失点しなければ、日本はワールドチャンピオンになるんじゃないかな。」


■2006年4月15日(土)FC東京戦にて
□試合前ミーティングにて

〔FC東京の想定される動きをボード上に示し、それに対してどのように対応するのかを何パターンも指示したあとに・・・〕 この上(ボード上)で示すことは簡単だが、グラウンドではこう簡単にはいかない。選手同士、話し合って解決をすること。

マークの受渡しが重要。受渡しは話せばできるはず。走るだけでなく賢く(相手に数的優位を作らせない)サッカーをすること。

□ハーフタイム

「今のところうまくいっているが、自分たちでリズムを崩すことはやめよう。同じミスを繰り返してはいけない。ちょっとしたことで流れは変わる。後半はタイトにマークするところから始めよう。相手も何かを変えてくるはず。しっかり対応しよう」

□試合後の会見

「3-0でリードしていたとはいえ、あのような攻撃を受け、負けていてもおかしくなかった。流れがFC東京にいかなかったのがラッキーだったといえる。ウチの何人かは集中力が切れ、何人かはうぬぼれたプレーでボールを失っていた。そういう意味では負けても不思議ではなかったわけだが、逆にいえば、こういうチームに対して一時は3-0でリードしたわけだから、内容的にも勝てた試合だといえる」

サブメンバーが6人しかいなかったが。

「選手がいなかっただけ。実際はいますけど(笑)、前日にやった練習試合で情けないプレーをして、ベンチに座るべき選手がいなかった。」

中2日の影響もあったのか。

「なぜ皆さんは、試合が込み入ってくると疲労のことを持ち出すのか。彼らはプロだ。たとえ試合がなくても練習はするわけだし、ときには練習のほうがきつい場合もある。疲労が溜まっているというのは言い訳にならない。スタジアムは彼らが仕事をする場所だ。」



■2006年4月12日(水)新潟戦にて
□試合前ミーティングにて

「リーグ(セレッソ戦)で少し良いプレーができるようになったが、まだ厳しい。まず自分たちのゲーム・プレーを心がける。だからこそ自分たちのプレーをするチャンス(ゲーム)があるのだからそれをみせなくてはいけない。観客は今考えている状態。初めはスタジアムがいっぱいだったが少しずつまた減っている。そこを注意深く考えなくてはいけない。」

「グラウンドは良いし風もない。雨も問題ない。そのような環境でサッカーができるのだから、ジェフのサッカーができるということ。そういう環境がこのスタジアムにはある。スピードを意識しよう。」

「技術は全体のトレーニングで学ぶものではない。近代サッカーのトレーニングは、そういう上のレベルだということ。技術なんてものはこのレベルに来る前にやっておくべきこと。」

□ハーフタイム

「よくない。全員マークが離れている。全員が足元でボールを止めてパスをしている。遅い。まずは、中盤がタイトにマークをすること。ボールを奪ったら動いてボールをもらえ。すべりやすい。シュートを簡単に遠くから打たせないようにしよう」

□試合後の会見

「(今日の試合の感想をお願いしますという言葉に対して)何をお願いするのですか? ここは教会ではないので、何かをお願いするのはやめてほしい。私が何かを言うのを待つのではなく、まずは記者のみなさんが考えてほしい。私が逆に聞きたいぐらいだ。私は何が起こったか全部知っている。」

「観客にとってはすごく面白い試合だっただろう。ただし、監督にとっては厳しい試合だった。普段試合に出ていない選手にとって、今日はとてもいい機会だった。彼らは試合の流れや実戦が足りなかったからね。本人たちにとっても、何ができるかわかったと思うし、監督やスタッフにとっても見ることができたのはよかった。」

GKのミスがあったものの、シーズン当初よりも走れているように思うが。

「GKはミスしたと簡単にいうが、そういった目で見られるとGKも厳しい。GKがミスをせずに全部止めていたら、たぶん、彼はアーセナルにいるでしょう。」

前半苦しんだが、その最大の原因は?

「一番の原因は、対戦相手がいたからだ。相手がうちにプレーをさせてくれなかったからで、それは、相手が元気だったところまではということだ。」

「すごいシンプルな説明だけどね。そして、なんでうちの選手の技術が低いのかと尋ねるならば、ちょっとそれを説明するには時間がかかるんだよね。」


■2006年3月29日(水)広島戦にて
□試合前ミーティングにて

「鹿島戦は勝ってもおかしくはなかった。しかし負けたということは、チームとしては落ちていること。それを忘れないこと!」

「鹿島戦ではファンが戻ってきた。走ってサッカーをできたという証だろう。結局走るということがいかに重要か感じてほしい」

□ハーフタイム

「立ち上がりの20分はよかった。それ以外は何もしていない。ボールを動かすのが遅い。もう一度、マークを確認してしっかりとつくこと。中盤でマークをつききれていないところからはじまっている。怖れず、確実につないでいこう。ボールを持ったらどんどんしかけよう」

□試合後の会見

「両チームともに若い選手を使い、メディアのみなさん、観客のみなさんがそういったゲームを見れたのはよかったと思うし、うちのチームにとっても、どこが欠点で、どの選手に何ができるといったことを把握できたのはよかった。」

楽山選手について

「自分のプレーに責任をもって、ディフェンスをしたが、彼はあのように引いて守るべき選手ではない。彼はうちのチームのでは珍しく、1対1で勝負できる選手。本来ならば、もっと前線で彼の力を発揮してほしかった。私は、彼が何をできるかはわかっている。そうじゃなく、ディフェンス面やしっかりと走ること、走るために準備することをやってもらいたいと思う。」


■2006年3月25日(土)鹿島戦にて
□試合前ミーティングにて

「まずはこうやって落ち着いて考えることが重要!私はできると考えているから同じことを言っている。相手が上かどうかではなくて、我々が自分のサッカーができるかが重要!走ることをサボってプレーして成り立つサッカーなど世界中どこを探しても、そんなチームはない。」

□ハーフタイム

「疲れてくるとミスもする。相手も疲れてきている。アントラーズは経験のあるチーム。マークを外したらやられる。ボールを持っているときはもう少し集中しよう。ここを集中して、しっかりと走ろう」

□試合後の会見

「試合の感想を毎回聞かないでほしい。みんな見ているのだから。いい試合ではあった。私の想像以上のいいゲームだった。」

「人生の中で運が必要なときもある。このような試合は勝ったほうが勝つに値するチームだということ。ようはうちが勝っても勝つに値していたはずだ。」

「この結果は残念だが、試合後に選手に言うことはない。走っていたし、それでこの結果なのだからね。」


■2006年3月21日(祝・火)清水戦にて
□試合前ミーティングにて

「守るだけではチャンスなんて来る訳がない。攻撃がなければ相手はどんなに楽にできるだろうか」

「君たちは何か勘違いをしている。自分だけが良い生活をして、良い車に乗っていれば良いということは絶対にない。サポーター・街・市原市・千葉市のためにも最高のプレーをみせないでどうする。」

□ハーフタイム

「その中でどのように対応していくのかというと、力を合わせて、賢く、出来ることをやるということが大事。今後、そういったことを考えていかないといけない。」

□試合後の会見

パスミスが多くドタバタしていた感があるが、結果が出ないことによる心理的なものからきているのか。

「首にナイフを突きつけられた、ギリギリの状態だったといえるだろう。その中で確実にプレーするのは難しい。あるいは今の質問に対して答えが難しいのは、プレー中にミスをするのはウチだけではないからだ。」

今日の勝利でナイフが少し首から離れたか。

「まだ突きつけられた状態だね。ただ、そっちのほうがウチにはいい。ナイフが離れてしまうと、またプレーが悪くなってしまう。」

守備面で改善した点は。

「ただ、選手には「もう言い訳はきかない」ということをいった。プロの選手なんだから、責任を持ってタイトにマークしなければいけない。」

「ミスをした選手は試合に出ることができなくなる。競争を高める意味ではいいことだろう。ただ、ウチはチェルシーでもアーセナルでもバイエルン・ミュンヘンでもない。レッズやガンバ、マリノスでもない。選手は足りない。ビッグクラブならミスした選手の代わりに新しいプレーヤーを買ってくればいいが、ウチはそうもいかない。今いる選手で戦っていかなければならないし、結果的に最後は同じ選手が試合に出ている。ただ、それでもチームが変わらなければ、何らかの手を打たなければいけないだろうけどね。」


■2006年3月18日(土)福岡戦にて
□試合前ミーティングにて

「ベンチから「疲れているか?」と聞いても誰もダメとは言わない。だがベンチから見ていてマークができていないから聞いているのだ。交代することは恥ずかしいことではない。チームのためにもそこを良く考えてほしい。」

□ハーフタイム

「どこかで恐れている部分があるので失点した。もう一度、マークをつきなおすこと。もう少し速くボールを動かそう。グラウンドへ出たら全員が動くこと。一人少ないなか戦っているようだ」

□試合後の会見

「サッカーは戦いではなく、プレーするもの。」

「ジェフのサポーターたちには、グラウンドに立ってプレーをしているのはジェフだけではない。対戦相手がいて試合が成り立っているわけで、そこで具体的にうちがどれほどのチームなのか、2部から上がってきたアビスパ福岡とか、試合に勝っている浦和レッズとか、名前は関係ない。どんな相手だろうが、自分たちと、対戦相手がいるなかでやっていること。そこを理解してほしい。」

「その中でどのように対応していくのかというと、力を合わせて、賢く、出来ることをやるということが大事。今後、そういったことを考えていかないといけない。」

マリオ・ハースが欠場したが。

「巻にとっては難しい試合だった。巻は戦って走るプレースタイルの選手。彼に何もいうことはない。はっきりとは言わないが、巻に足りないのはそういったことではない部分。それは巻も知っていること。」

「巻には何もいうことはない。巻はジダンになれない。だけど、ジダンにないものを持っている。」

なにかを変えていかなければならないのか。

「このチームはまだ熟してないといえる。いつもいってることだけどね。いつもそうだが、このチームは流れがいいときはいいプレーをするが、厳しいシチュエーションになってプレッシャーがかかったときには力を発揮できない。ただ、選手のせいだけにすることはできない。プレッシャーの中でプレーできる選手もいれば、できない選手もいる。それが、うちの選手の一人ひとりのキャラクターであり、その中でいまそういうことができない状態なので、見ていかないといけないし、そこが重要なことだ。人生では何が起こるかわからないので、このような状況が続けば、もしかしたら、降格争いをするかもしれない。」

「逆に、私がいいたいのは、ジェフはほかに選手いない。常に、一番いい選手を選んでいる。そういう意味では正しいことをやっている。選手を代えることは難しいことではない。ただ、実力の低い選手を出して、実力の高い選手をベンチに座らせるのはサポーターに対してもメディアに対してもいいことではないと思っている。このまま、うまくいかなかったら、何かをするしかないけどね。」


■2006年3月11日(土)甲府戦にて
□試合前ミーティングにて

「我々だって危険なことのできるチーム。自分たちのスタイルは崩さずにあいてのスタイルに合わせていろいろなことができるチーム。そういう選手がそろっているはず。自身をもってプレーしてほしい。」

「全力でプレーしてかしこくやること!そういうプレーを続けることで勝利というものが転がり込んでくるはず。」

「タイトにマークして相手にプレーさせないこと。10mも離してプレーをしている選手がいるようでは、勝利なんて転がり込んでくるはずがない。要はパニックにならずに恐れずプレーができる冷静さをキープしよう。そして走ること!忘れるな!」

□ハーフタイム

「相手はリスクを冒して攻めてきている。パニックになる必要はない。後半の立ち上がり、まずは相手にしっかりとついていこう恐れる必要はない。」

□試合後の会見

「もう正月は終わったと思っていたが、彼らはまだ正月気分のようだ。客観的に見ても選手に言うことはない。やれることを全部やって2-0でリードしていて、その時点で相手は終わっていたはず。そこから簡単にゴールを失って、このような結果になった。ただ、他に代える選手もいない。今はこれを耐えるしかない。選手を怒鳴ったり、あるいは何かを言うことは正直ない。ただ、言えることは、一つ一つのプレーに選手が恐れをなしている。」

ヴァンフォーレについては。

「J1のチームらしくないプレーをしている。すごく勇気をもって攻めているし、戦術的にも勇気がある。」
「あのようなプレーをしていくというのは本当に興味深い。すごくサッカーに対していいことだと思う。普通と違う考えをしたプレーをしている。」


■2006年3月5日(日)大宮戦にて
□試合前ミーティングにて

「立ち止まらずに動いてボールを動かすことで、相手はキツくなるはず。相手のリズムを崩すためにもタイトなマークを心がけること!それができなくてはだめ。できなきゃうちも引いて守るだけ。それでいいのか?」

「リスクを犯すのはボールを相手のエリア近くに運んだときに犯すもので、自陣で犯すのは間違っている。」

「ゲームに負けることはある。ただ負けるにしても自分たちのプレーをやりきって負けるのと、そうでないのでは大きな違いだ。」

「考えなくてはいけないことは、相手に足りないところをプレーで見せること。走ること。考えること。かしこくプレーすること。それを見せて欲しい!」

□ハーフタイム

「恐れる必要はない。しっかり走れている。続けよう。集中しよう。大事な試合だ。かしこくプレーすること。」

□試合後の会見

「何人かの選手は一人前になったと思っている。ナビスコカップの優勝でうぬぼれが生じている。忘れるべきでしょう。終わったことです。カップ戦で優勝したなら、本来であれば、その後の試合ではもっと走って証明していかなければならない。もちろん、このことは選手に伝えたし、目を覚ましてほしい。」

セットプレーで失点したが、守り方に問題はないか。

「ペナルティエリア内で競り合うということは結構難しいものだし、練習できない部分でもある。ウチは若い選手と対戦して練習しているが、かといってアルディージャの選手を連れてきてトレーニングするわけにもいかないからね。競り合い方を身につけるには、練習だけでは十分ではないのだ。」

「セットプレーうんぬんではなく、変えられるところは変えていくが、アンリをはじめとする海外の195センチもある選手とは練習をやっていけない。」

「リードしている間はいいが、あのような2点目の取られ方で集中が切れてしまった。できるならバスケットボールのようにタイムをとって試合を止めたいけどね。でも、実際にはタイムを取れないわけだから。」


■2006年2月19日(日)ちばぎんカップ終了後 監督会見にて
□ハーフタイム

「集中してどうつなぐか。力を出し切って走れなくなったら言ってくれ。惜しまないこと。全力を尽くすこと」

□試合後の会見

「新シーズンが始まるときに大事なのは、健康であり新たな気持ちを持つということ。それを踏まえたうえで、今日の話ができる。結果はそんなに大事ではなかったが、試合には常に結果がつきもの。」

今季で4年目の指揮となりますが、抱負を教えてほしい。

皆さんが上を向いて聞いてみてください。ひょっとすると答えが返ってくるかもしれませんよ(笑)。私の口から、今季に関して何ができるかは言いにくい。他のチームは大きな補強をしてきた。たくさんのチームが上位を狙っているし、白熱した争いになるのは間違いないだろう。そういう意味で、ジェフは今までよりも大変なシーズンだと思っている。今季、ウチがどういうシーズンを送れるのか、誰とも約束はできないしウソもつけない



■2005年12月27日 週刊サッカーマガジン1059号「サッカー景 5人のオシム」より

お前が一番長く、このチームの中にいるんだろ。それは聞いた。お前はこのチームのすべてを知っているんだろ?何で、このチームは勝てないんだ。お前はここで選手、指導者も経験している。なぜ、このチームが勝てないのは分からないお前がいること自体が、ジェフが勝てない理由なんだ。



■2005年12月23日 エルゴラッソ 12/23.24日号「イビツァ・オシム 2005のあとで…」より

今年のJ1は全体として盛り上がったいいシーズンだった。最後まであれだけの僅差で競ったことはレベルが上がっていることの証明でもあるし、各チームに大きな経験を与えただろう。プレミアやセリエA、リーガなどに個性があるようにJリーグとはこういうリーグだという方向を示せたのではないか。そして王座には最も相応しいチームが就いた。1シーズンで87得点を取ったG大阪が戴冠したことは賞賛すべきだ。失点の多さをくさすのはまったくナンセンスだ。



■2005年12月22日 BSジャパン サッカーTVワイドより

クリスマスも近いですが、まずクリスマス以前に実際ヨーロッパでは長い間ちょっとした戦争が起こっていました。例えばそれがアフリカでも起こっていて、クリスマスから子供達はすごく離れた存在にあった。もちろんクリスマスが出来る環境であって欲しい。そして日本に生まれたということは、戦争から今はかけ離れている。それはすごくすばらしいことですし、ある意味運をもっていたということもあるでしょう。おじいちゃん、おばあちゃん、お父さん、お母さんに見守られて日本でサッカーをしていて、将来的にサッカー選手になれる子どもたちもいるでしょう。そうじゃない子どもたちもいるかもしれないけれど、みんなが幸せであってほしい。



■2005年12月10日 C大阪戦後の監督会見より

残念なのは、セレッソの選手たちはリーグ優勝を逃して、その悔しい気持ちを今日の試合にぶつけ、すごく気迫のあるプレーをしていた。それに対し、うちの選手はすでにオフに入っているかのような選手たちが何人かいた。そこがすごく残念。プロの選手なのだから、最後まで戦うべきだ。ただ、うちの話とは別に、セレッソはよく戦い、気持ちを持って戦った。体も強く、速いプレーも実践した。内容的にもセレッソはよかったと思う。とにかく、ここまで足を運んでくれたサポーターのみなさんに、残念で申し訳ない気持ちだけど。もし、私がこのチームに残るとしたら、何が足りないのかということを、今日の試合を通していえるだろうし、また、今日の試合を見てもらっていれば、それをいう必要もないと思っている。みなさんは、本当のジェフを今まで見ていなかったのかもしれない。



■2005年12月3日 名古屋戦後の監督会見より「来季のビジョンについて」

まず、私が続けるかどうかは重要ではない。一つは現場だけがビジョンを掲げるのは簡単だが、その前にクラブ全体がビジョンを持たないといけない。ジェフは各ポジションに質のある選手が足り?
posted by MOOG at 05:23| 東京 雨| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする